第1の『思考⇒実践』とは、各テストを通じて、目標を達成するためには今の自分には何が不足しているのか、何が必要なのかを子どもたち自身に考えさせた上で、講師がアドバイスをし、それを実践に移すといったものです。これは決してこちらから一方的に知識やテクニックを詰め込むようなものではなく、子どもたちが自主的に目標への対策を考え、実践に移すといったスタイルを身につけていくことを狙いとしています。このことが学習という分野以外でも大きく関係することでしょう。
第2の『結果<過程』とは、結果より過程が大切だということです。
しかし、結果は過程があってこそ生まれるものであり、どちらも学習していく上では必要不可欠なものです。例えば、“努力”という『過程』の後に得られた『結果』は、それが納得のいくものであっても、そうでなくても次へのステップとなり、それは必ず子どもたちにとってプラスとなります。1つの『過程』は必ず1つの『結果』をつくります。『過程』を大切にすれば、それはやがて納得のいく『結果』につながり、『過程⇒結果』となっていくのです。
第3の『生きる力』とは何か。これは実際に子どもたちが小学校、中学校、高校を卒業してから、より必要となってくるものなのかもしれません。子どもたちが近い将来、社会人となってこれからの新しい時代を担っていく中で必要とされるものを身につけていってほしいと私たちは考えております。
 例えば、それは基本的な生活習慣を基盤とした『人を思いやる心』であり、苦難を乗り越える『忍耐力』であります。これらは大半が道徳的なことで、一言に身につけると言っても簡単なことではありません。
しかし、講師1人1人が自覚を持ち、子どもたちと正面から向き合って少しでも伝えていくことができればと思っております。